静かな夜に一人で見たい映画を5つ上げてみました
リップヴァンウィンクルの花嫁が思った以上に良かったので(一週間の期限まで毎日見ていました)、似たような?映画を見たくなりました。静かな夜に一人で見たい気分なので、新作ではなく時々見る映画を見直してみようかと思っています。
ロスト・イン・トランスレーション
安定の、ソフィアコッポラ監督の中から一番好きのは、ロスト・イン・トランスレーション。この映画は、さみしいときに見たくなります。
東京が舞台だけど、少し昔なのもあってどこか異空間のようにも見えます。ハイアットホテルに住む暮し、いいな…。映像イメージはピンクとネイビー基調です。オープニングのヒロインの桃のような肉感的なヒップが気に入ってます。ヒロインが何物にもなれずにいると感じていて自分を持て余しているあたりや、一人ではないのに一人だと感じてしまうあたりの繊細な表現が好きです。私は多分こういう、出会わないはずだった人と人の一瞬の人生の交差という奇跡に弱いのだと思います。
マリー・アントワネット
こちらは大作。かわいい映像とやっぱり孤独な対比が好きです。ロスト~より内容が重いので少し元気な時でないとみられない映画です。映像はマカロン色で有名ですね。遊び仲間たちと夜明けに寝転んで朝を迎える場面が特に好みです。
あなたになら言える秘密のこと
この映画を見るたびに、ヒロインが毎日1度使っては捨てる石鹸はどこのだろう…と思います。大きくて、よさそうな石鹸なのです。映像は青が基調です。内容はつらいようなところもあるので、元気な時にみるようにしています。海上油田の人々も素敵で、侵入しない優しさが感じられる素敵な作品です。サラ・ポーリーの映画は「死ぬまでにしたい10のこと」をはじめとしていろいろ見ているんですが、この映画が一番好きです。ヒロインの経過よりも、海上油田の皆の生活を見るのがたぶん好きなんだろうと思います。ひとりであることを尊重されることも大切だなぁと思うので。
テイク・ディス・ワルツ
サラ・ポーリーつながりで知ったんですが、決定的ではないから、こちらもみないふりをしようとおもえばできるけれどできない…というようなさみしい時に見ます。ロストイントランス~よりも行動しているので、恋人などとはみないほうがいいかと思います。女優さんが可愛くて大好きです。この方が出ている映画ならブルー・バレンタインやマリリン7日間の恋も好きです。カラーはアメリカンのキッチュな感じです。この映画を見るたびに、こういうだれといてもさみしい心性を持つのは私だけではないんだなぁ…とほっとします。
舟を編む
お仕事モードの時に見たくなる映画です。静かで、情熱的な映画です。映像は昭和風…かな。小説も好きでよく読みます。この映画もわき役のストーリー&経年変化が素敵なんですよねー。こんなお仕事がしたいです。