1泊2日北海道「日本一滞在時間の長い宿」にひとりで宿泊しました
「日本一滞在時間の長い宿」にひとりで泊まりました
心身ともに疲れ果てるようなことがあり、いつか泊まってみたいと思っていた温泉旅館に1泊してきました。問題は山積みですが、転地の効果とリフレッシュができたと感じたので記事にしてみます。
今回訪れたのは、道東、ぬかびら温泉郷の中村屋さんです。
以前は、昔ながらの団体観光客用の古い宿だったのが、部屋数を大幅に減らすことで空間を大きく活用し、自らDIYをしたり、アンティークや古道具を活用することで素敵な宿に変身し、今も進化を続けています。2世代の家族経営で上品なアットホームさがあり、またおおきなわんこもいたりします(今回はあえず)。
また、チェックイン-アウト時間が長く、いまでは「日本一滞在時間の長い宿」といわれているそうです。今はオフシーズンなのもあり私の時は、チェックイン12時、チェックアウト11時(その後も貸し切り温泉ok)でした。尚、クレジットは使用できません。
古家具やアンティークのあるロビーを紹介します
外観はとても古くて外観だけだとそんなに興味はわかないかもしれません。でも私は祖母がこういう古い旅館を営んでいたため、むしろ懐かしいです。中に入るとロビーはこんな感じです。奥がお土産物屋さん。雑貨屋さんのようなディスプレイで、地域のオーガニック調味料や豆や野菜、オリジナル鹿革グッズ、カラフルなリネンのスタッフ着用のオリジナルエプロンなどが販売されています。特に蜂蜜とリネンのグリーンのエプロンに惹かれましたが蜂蜜だけにしておきました。
日帰り入浴でも、エスプレッソやそば茶の無料サービスや、手前のいろりで無料でポテトチップスをあぶっておやつを食べることが出来るので、宿泊客でなくても長い時間ゆったりとくつろげます。また有料でお焼きやスコーンなども食べられます。
では今回のお部屋に行きます
お部屋は105号。HPで見て一番素敵だったので選びました。
広さは20畳はありスイートルームみたいでした。全面的にDIYで改装されていて、おしゃれです。こういう、ハンドメイド的なインテリアが大好きな人にはたまりません。また、北海道の雑誌「スロウ」の世界観が好きな人におすすめです。
まぁ、広すぎるもので、私は主にベットと大きなテレビのある一番上の写真のあたりにいました(笑)。窓からは鹿がご飯を食べているのが見えました。枕を自由に選べたり、翌朝しんむら牧場のおいしい牛乳がドア横に配達されることになっていて楽しみでした。また、アメニティは、部屋のほかに使用自由アイテムがたくさんしまわれた小部屋があり、宿泊者は鍵で開けられます。わたしは無印良品のアロマディフューザーと、オイル(オーガニック)をお借りしました。広い部屋なのに、無印良品のアロマディフューザーってちゃんと香っていいなぁーと思いました。
この宿は手を加えられているところはこのような感じですし、まだ途中なところは古い旅館の名残があります。その名残がまた祖母の旅館を思い出しまして、私にはよかったです。
またおふろは源泉かけ流しで、内風呂と露天(混浴)があります。かけ流しなので熱い時はホースで水をワイルドに入れます。というか空いてるので基本的に熱いです。
これらは古いので好みもあるかと思いますが泉質にこだわる温泉好きなら楽しめると思います。星形のおふろもあり素敵です。シャンプー類は二種類ありました。部屋には手作り石鹸(蜂蜜と炭))があるので石鹸派の方にも安心です。貸し切りもできるんですが、特に必要もないので一般公開の14時から入りました。この日は三組の宿泊だったため、おふろでほかの人に会うことはなく、ゆうゆうと(もちろんホースで水はいれる)すごしました。
おまけ 名所・観光情報
今回は訪れていませんが、名所の橋はあと数年のいのちかも…とのことです。自然館は昆虫の標本、北海道の動物のはく製がたくさんあります。あとは美しい館内でゆったりとwifiや山の雑誌を読むことが出来ます。